真剣交際前に必ず確認したいこと

IBJ受賞カウンセラーが解説します!
「この人と真剣交際に進みたい」。
そう思えるお相手に出会えたことは、とても素敵なことです。
お見合いをして、何度かデートを重ねて、少しずつ距離が縮まっていく。
そして「この人となら結婚できるかもしれない」と思えるようになった。
婚活をしている女性にとって、これは大きな一歩です。
ただし、ここで一つ覚えておいてほしいことがあります。
真剣交際に進むことは、ゴールではありません。
むしろ、ここからが「結婚生活を一緒に送れる相手なのか」を確認する大切な時間です。
この記事を読むと、
・真剣交際中に確認しておきたい重要なポイントが分かる。
・成婚退会後に「こんなはずじゃなかった」とならないための確認事項が分かる。
・お金、仕事、住む場所、家事、子ども、親との関係など、話しにくいテーマの切り出し方が分かる。
・「好きだから大丈夫」と思ってしまったときに、冷静に確認する方法が分かる。
・真剣交際中に女性がチェックしておきたい男性の言動が分かる。
・明日から何を確認すればいいのか具体的に分かる。
そんな内容になっています。
「好き」だけで結婚を決めない
婚活をしていると、どうしても「この人を逃したくない」という気持ちが出てきます。
特に、なかなか良い人に出会えなかった女性ほど、素敵な男性に出会った瞬間に「もうこの人しかいない」と思いやすくなります。
もちろん、好きという気持ちは非常に大切です。
一緒にいて楽しい。
安心する。
優しい。
話が合う。
価値観も似ている。
そんな感覚は、結婚相手を選ぶうえで大切な要素です。
しかし、結婚生活はデートだけではありません。
毎月のお金の管理。
仕事と家事の分担。
体調が悪いときの支え合い。
子どもが生まれた後の生活。
親との付き合い。
住む場所。
休日の過ごし方。
夫婦の時間。
そして、意見がぶつかったときにどう話し合うのか。
こうした「現実の生活」を一緒に作っていくのが結婚です。
だからこそ、真剣交際では「好きかどうか」だけではなく、「一緒に生活を作っていける人か」を確認してほしいのです。
①結婚後の住む場所
最初に確認してほしいのが、住む場所です。
これは非常に重要です。
「大阪と東京だったらどちらに住む?」
「夫の職場の近く?」
「妻の職場の近く?」
「実家の近く?」
「転勤になったらどうする?」
など、できるだけ具体的に話しておきましょう。
特に注意したいのが、「結婚したら何となく決まるだろう」という考えです。
実際には、結婚してから住む場所について揉める夫婦は少なくありません。
「私は仕事を続けたいと思っていた」。
「彼は当然仕事を辞めると思っていた」。
このような認識のズレが後から発覚すると、かなり大きな問題になります。
だからこそ、
「結婚後って、どの辺りに住むイメージを持っていますか?」
と自然に聞いてみましょう。
②仕事を続けるのか
女性側の仕事についても確認しておきたいところです。
結婚後も働きたいのか。
働くなら正社員なのか、パートなのか。
子どもができたらどうするのか。
産休や育休についてどう考えているのか。
男性は「もちろん働いてくれていいよ」と言っていたとしても、子どもが生まれた後に認識が変わることもあります。
「働いていいよ」という言葉だけで安心するのではなく、
「子どもが生まれたら、家事や育児はどう分担したい?」
まで話してみてください。
③子どもについて
結婚相談所で活動する以上、子どもについての希望は非常に重要です。
子どもが欲しいのか。
何人くらい希望しているのか。
いつ頃から考えたいのか。
不妊治療についてどう考えるのか。
妊娠や出産によって妻が働けない期間についてどう考えるのか。
こうした話は、少し踏み込んだ内容になります。
しかし、結婚後に初めて話すより、結婚前に話しておいたほうがいいテーマです。
特に「子どもが欲しい」という希望だけではなく、
「もしなかなか授からなかった場合はどうする?」
というところまで話せると、より安心です。
④お金の価値観
結婚生活で避けて通れないのがお金です。
ここは遠慮せず確認してください。
生活費はどうするのか。
財布は一緒にするのか。
別々に管理するのか。
家賃や住宅ローンはどうするのか。
貯金はどれくらいしたいのか。
結婚式にどれくらいお金をかけたいのか。
車を購入するのか。
将来的に家を購入したいのか。
借金やローンはないのか。
奨学金の返済は残っているのか。
特に重要なのは「収入」だけを見るのではなく、「お金をどう使う人なのか」を見ることです。
年収が高くても浪費家なら、結婚生活では苦労するかもしれません。
逆に、収入が平均的でも計画的に貯金をしている人なら、安心して生活を作れる場合があります。
⑤家事の分担
ここも成婚前に必ず話しておきたいところです。
料理。
洗濯。
掃除。
買い物。
ゴミ出し。
家計管理。
将来的な育児。
「家事は女性がやるもの」という考えなのか。
それとも「二人で協力するもの」なのか。
ここには大きな違いがあります。
おすすめなのは、
「結婚したら家事ってどう分担するのが理想だと思いますか?」
と聞くことです。
この質問に対して男性がどのように答えるかを見てください。
「女性がやるものじゃない?」
なのか、
「二人の仕事の状況を見ながら分担したい」
なのか。
言葉だけでなく、現在の生活でも家事をしているかを見ることも大切です。
⑥夫婦の時間について
結婚すると、恋人時代とは生活が変わります。
仕事。
家事。
子育て。
友人付き合い。
趣味。
一人の時間。
それぞれに時間を使う必要があります。
「休日は一緒に過ごしたい」という女性と、「休日は自分の趣味を楽しみたい」という男性では、結婚後にすれ違いが起こる可能性があります。
毎週一緒に出かけたいのか。
月に数回でも満足なのか。
一人の時間がどれくらい必要なのか。
ここも確認してみましょう。
⑦夫婦のスキンシップや性生活
とても話しにくいテーマですが、夫婦生活において無視できない部分です。
性生活に対する考え方。
スキンシップの頻度。
夫婦の距離感。
子どもを作ることとの関係。
こうした部分も、価値観が大きく違えば将来的な不満につながることがあります。
ただし、真剣交際の段階でいきなり具体的すぎる話をする必要はありません。
「夫婦になったら、スキンシップって大事だと思う?」
「夫婦になっても恋人っぽい関係でいたい?」
など、まずは価値観から聞いてみるのがおすすめです。
⑧ケンカしたときの対応
個人的には、ここはかなり重要だと考えています。
結婚生活では、どれだけ仲の良い夫婦でも意見がぶつかることがあります。
問題は「ケンカをするか」ではありません。
ケンカしたときに、どう解決する人なのか。
ここを見ることが大切です。
怒鳴る。
無視する。
物に当たる。
相手を責め続ける。
過去の話を何度も持ち出す。
それとも、
「一度落ち着いてから話そう」
「自分にも悪かったところがあった」
「どうすれば次は同じことにならないかな」
と話し合える人なのか。
結婚生活では、こちらのほうが重要です。
⑨親との距離感
意外と見落とされやすいのが、親との関係です。
親と同居する可能性はあるのか。
介護についてどう考えているのか。
実家との距離はどれくらいが理想なのか。
義両親との付き合い方はどうしたいのか。
お正月やお盆はどちらの実家に行くのか。
親から結婚生活について口出しされた場合、男性はどう対応するのか。
ここも確認しておきましょう。
特に、
「親が言うなら仕方ない」
というタイプなのか、
「夫婦のことは二人で決めよう」
というタイプなのか。
ここには大きな違いがあります。
⑩宗教・政治・生活習慣など
価値観の違いとして、宗教や生活習慣なども必要に応じて確認しましょう。
何を信仰しているのか。
家族にどのような習慣があるのか。
結婚後に相手にも参加してほしい活動があるのか。
食事や生活リズムについてこだわりがあるのか。
ここは相手を否定するためではありません。
「知らなかった」を防ぐためです。
違いがあっても、お互いに尊重できるなら問題ありません。
「言いにくいこと」を話せる関係か
真剣交際中に確認してほしいのは、条件だけではありません。
もっと大切なのが、
「話しにくいことを話せる相手か」
ということです。
結婚すると、必ず何か問題が起こります。
体調を崩すこともあります。
仕事が忙しくなることもあります。
お金の問題が起こることもあります。
子どものことで悩むこともあります。
だからこそ、何でも話せる関係を作れるかどうかが重要です。
「こんなことを言ったら嫌われるかな」
と毎回考えてしまう相手なら、少し立ち止まって考えてみてください。
実際にいた女性会員様のケース
以前、真剣交際に進むことを迷っていた女性会員様がいました。
彼女は30代前半で、これまでの婚活ではなかなか「この人と結婚したい」と思える男性に出会えませんでした。
そんな中で出会った男性が、とても優しく、誠実で、彼女のことを大切にしてくれる方でした。
女性会員様も彼のことが好きになり、
「この人なら結婚してもいいかもしれない」
と思うようになりました。
ところが、彼女には一つだけ気になっていることがありました。
住む場所です。
男性は自分の職場に近い場所に住みたい。
女性は仕事を続けるため、現在の生活圏から離れたくない。
どちらも自分にとっては大切な条件でした。
最初は、
「こんなことを言ったら、彼に嫌われるかもしれない」
と女性会員様は話していました。
しかし、私は「むしろ今だから話しましょう」とお伝えしました。
そして、
「私はあなたと結婚したいと思っています。
だからこそ、結婚した後の生活について一緒に考えたいです」
という形で話してもらいました。
すると男性側も、
「自分もあなたと結婚したいと思っているから、一緒に考えたい」
と話してくれました。
最終的には、お互いの通勤時間や将来的な子育てまで考えて、中間地点に住む方向で話がまとまりました。
この女性会員様が成婚できた理由は、条件が完全に一致していたからではありません。
違いがあったときに、二人で話し合えたからです。
私はここに、結婚相手選びの大きなヒントがあると思っています。
真剣交際中に見てほしいのは「答え」だけではない
「彼が自分と同じ考えかどうか」を確認することも大切です。
しかし、それ以上に見てほしいことがあります。
それは、
「意見が違ったときに、どうする人なのか」
です。
例えば住む場所について意見が違ったとしても、
「じゃあお互いの希望を整理してみよう」
と言える人なら、結婚後も話し合える可能性があります。
逆に、
「俺は絶対に変えるつもりはない」
「普通は女性が合わせるでしょ」
という姿勢なら、慎重に考えたほうがいいかもしれません。
結婚生活では、すべての価値観が一致することはほとんどありません。
だからこそ、「違いがあること」よりも「違いへの向き合い方」が重要なのです。
「違和感」は無視しない
真剣交際になると、
「ここまで来たのだから成婚しなければ」
という気持ちになる女性もいます。
しかし、違和感があるなら無理に蓋をしないでください。
小さな違和感だから大丈夫。
優しい人だから大丈夫。
結婚したら変わるかもしれない。
好きだから大丈夫。
こうやって自分に言い聞かせてしまうのは危険です。
もちろん、すべての違和感が「別れるべきサイン」というわけではありません。
大切なのは、
「私はなぜ、この部分が気になっているんだろう?」
と考えることです。
そして、本人に聞いてみる。
カウンセラーにも相談する。
実際の行動を見てみる。
そうやって一つずつ確認していけばいいのです。
明日からできることリスト
真剣交際中の女性は、まず次のことから始めてみてください。
①結婚後の住む場所を話す
「結婚したら、どの辺りに住みたいと思っていますか?」
と聞いてみましょう。
なぜなら、住む場所は仕事や家事、子育て、親との距離など、さまざまな問題につながるからです。
②仕事について話す
「結婚後も今の仕事を続けたいと思っているんだけど、どう思う?」
と聞いてみましょう。
なぜなら、仕事を続けるかどうかは、家事や育児の分担にも影響するからです。
③子どもについて話す
「子どもについて、将来的にどう考えていますか?」
と確認してみましょう。
なぜなら、ここが大きく違うと結婚後に解決するのが難しい問題になるからです。
④お金について話す
「結婚したらお金ってどう管理するのが理想?」
と聞いてみましょう。
なぜなら、収入よりも「お金に対する考え方」の違いが夫婦間のストレスになることがあるからです。
⑤家事について話す
「家事って二人でどんなふうに分担したい?」
と聞いてみましょう。
なぜなら、結婚してから「こんなに私がやると思わなかった」という状態になるのを防げるからです。
⑥ケンカしたときのことを考える
これまで彼と意見がぶつかったとき、彼がどんな対応をしていたか思い出してみてください。
なぜなら、結婚生活では「仲が良いとき」だけではなく「うまくいかないとき」の対応が非常に重要だからです。
⑦「嫌われるのが怖い」という気持ちを書き出す
もし今、
「こんなこと聞いたら嫌われる」
と思っていることがあるなら、一度紙に書き出してみてください。
なぜなら、結婚相手に本音を伝えられないまま成婚退会することのほうが、後々大きな問題になる可能性があるからです。
成婚退会前に「二人で話し合う習慣」を作っておこう
私は、真剣交際中の女性会員様に、
「全部同じ考えである必要はありません」
とお伝えしています。
むしろ、違っていていいのです。
大切なのは、
「私はこう思う」
「あなたはどう思う?」
「じゃあ二人にとってどうするのが一番いいかな?」
という会話ができることです。
これができる二人なら、結婚後に新しい問題が起こっても、きっと二人で乗り越えていけます。
逆に、今の段階で女性側が我慢してばかりなら、少し立ち止まって考えてみてください。
結婚は、どちらか一方が我慢し続けるものではありません。
カウンセラーに遠慮なく相談してください
真剣交際になると、女性会員様から、
「こんなことを聞いていいんでしょうか?」
「彼にどう伝えればいいですか?」
「こんなことが気になっているんですが、私が細かすぎますか?」
という相談が増えてきます。
もちろん、何でも相談してください。
むしろ、このタイミングだからこそ相談してほしいと思っています。
一人で悩んでいると、
「私が我慢すればいい」
という結論になってしまうことがあります。
でも、第三者に話すことで、
「それは一度確認したほうがいいですね」
「それならこういう聞き方をしてみましょう」
「それはそこまで気にしなくても大丈夫ですよ」
と整理できることがあります。
結婚相談所のカウンセラーは、成婚させることだけが仕事ではありません。
成婚退会した後も、幸せな結婚生活を送れる相手なのかを一緒に考えることも、大切な役割だと思っています。
最後に、カウンセラーとして一番伝えたいこと
真剣交際に進めるお相手に出会えたことは、本当に素晴らしいことです。
だからこそ、焦らないでください。
「ここまで来たんだから成婚しなきゃ」
と思わなくて大丈夫です。
「この人を逃したら、もう次はないかもしれない」
と考える必要もありません。
あなたが確認したいことを、きちんと確認してください。
不安なことは聞いてください。
意見が違ったら話し合ってください。
言いにくいことほど、成婚退会する前に向き合ってください。
そして、彼の答えだけではなく、あなたの話を聞こうとしてくれる姿勢を見てください。
結婚生活で大切なのは、「理想通りの人を見つけること」ではありません。
二人の間に違いが生まれたときに、
「どうすれば二人が幸せになれるだろう?」
と一緒に考えられる人を選ぶことです。
結婚相談所での婚活は、条件を満たす人を探して終わりではありません。
「この人となら、嬉しいことも、楽しいことも、そして大変なことも一緒に乗り越えていけそう」
そう思える相手を見つけるための活動です。
真剣交際は、その答えを二人で確かめていく大切な期間です。
「好き」という気持ちを大切にしながら、同時に「この人と生活していけるかな?」という視点も持ってください。
あなたが成婚退会したその先に、
「この人と結婚してよかった」
と思える毎日が待っていてほしい。
私はカウンセラーとして、心からそう願っています。
